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<羽生結弦>復帰戦SP首位、課題と収穫と

オータム・クラシックの公式練習で調整する羽生結弦=オークビル(共同)

 【オークビル(カナダ)共同】フィギュアスケートのオータム・クラシック第2日は21日、カナダのオークビルで行われ、男子ショートプログラム(SP)で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)が97.74点を出し、首位に立った。

◎スピンでまさかの0点、4回転は2種類決める

 前半に集めた三つのジャンプで最後の4回転−3回転の2連続トーループ。金メダルを手にした平昌五輪以来約7カ月ぶりの実戦に臨んだ羽生は4回転の着氷が詰まり、3回転に何とかつなげたが「結構、力を使い、若干集中力が切れてしまった」と漏らした。その後、構成に入れていた三つのスピンでミスが相次ぎ、鈍った試合勘がリンクで出た。
 午前に曲をかけた練習をミスなしで終えた。ジャンプを指導するジスラン・ブリアン・コーチが「過去最高の練習だった」と絶賛するほどの出来だったが、本人が「緊張感がすごくあった」と振り返った本番は勝手が違った。足替えシットスピンでは太ももが氷面と平行になる姿勢にできず、まさかの0点。残りのスピンも最高難度のレベル4を取りこぼした。
 大台の100点に2.26点届かず「悔しい」と苦笑いしたが、右足首故障からの復帰戦で4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を合わせ、全てのジャンプを決めたことは明るい材料だ。憧れのジョニー・ウィアー氏(米国)が用いたプログラム「秋によせて」をはかなげに演じ「まとまったのは良かった」と課題も収穫もあった初陣となった。


2018年09月23日日曜日


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