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<リトライ>福井国体に挑む(上)陸上・短距離 自己ベスト 壁越えたい

少年女子A100メートルで11秒7台の自己ベストを目指す宮城・柴田高の三浦

 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」が29日に開幕する。「学生生活の有終の美を飾りたい」「インターハイの悔しさを晴らしたい」。国内最大のスポーツの祭典に臨む選手の思いはさまざまだ。再挑戦を目指す東北の3人を紹介する。(山本武志、岩崎泰之)

◎三浦由奈(16)=宮城・柴田高

 狙うは11秒7台。少年女子A100メートルに出場する三浦の目標は明確だ。「調子が良い。11秒8の壁を越えられる予感がある」
 8月下旬に宮城県であった東北総体の女子100メートル決勝は圧巻だった。土砂降りでゴールがかすむ程の悪天候にもかかわらず、自己ベスト11秒80を出しトップでゴール。「雨でテンションが上がった」。9月に入っても明るい表情が好調さを裏付けている。
 今シーズンは上体を意識した走りに取り組む。前傾になりがちな姿勢を真っすぐにして、より大きな力を得るフォームが身に付いてきた。後半もスピードを持続できるようになり、レースで他の選手が前に出ても抜き返す自信がついた。
 「国体は宮城県を代表して戦うイメージがあり、インターハイ(全国高校総合体育大会)とはまた重みが違う。自分の走りをすれば良い結果がついてくると信じている」
 昨年の大会は夏の疲労による腰痛で少年女子B100メートルを準決勝で棄権した。2年生で臨む今大会は、上級生を含めた全国のライバルと高校女王の座を争う。11秒7台を出せれば表彰台の上位が見えてくる。
 柴田高陸上部の花沢監督は「天真らんまんな性格で大きな大会も緊張せずに臨める。強い選手特有の精神面の強さがある」と期待を寄せる。
 「陸上が何より楽しい」と公言する16歳はお菓子好き。「食べたら負けと思っているけど、自己ベストが出た日はいいかな、と食べちゃいます」。少年女子A100メートルのレースは10月5日。特別な一日になったらチョコレートを買おうと決めている。


2018年09月23日日曜日


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