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<秋季高校野球県大会>仙台育英大勝 7連覇 古川に17−3

古川−仙台育英 5回裏仙台育英1死二、三塁、小濃が右翼線へ2点適時二塁打を放つ。捕手高橋寛

 第71回秋季東北地区高校野球県大会最終日は23日、石巻市民球場で3位決定戦と決勝があり、決勝は仙台育英が17−3で古川を下し、7年連続22度目の優勝を飾った。3位決定戦は大崎中央が柴田を12−5で破り、11年ぶり2度目の東北大会進出を決めた。
 仙台育英、古川、大崎中央の3校は10月12〜17日に秋田市のこまちスタジアムなどで行われる東北大会に出場する。

 ▽決勝

古  川003000000=3
仙台育英20208113×=17

 【評】仙台育英が大勝した。2−3の三回、千葉、穂積の適時打で逆転し、五回は打者12人の猛攻で8点を挙げた。投手は4人の継投で3失点。古川は三回に5連打で一時逆転して見せ場をつくったが、千坂が五回に力尽きた。

◎打撃と走塁積極性貫く

 試合中盤、打線に火が付くと、今大会最多の17得点。仙台育英打線が古川の剛腕千坂を攻略し、秋の県大会7連覇を成し遂げた。
 三回、一度は逆転を許す展開にも焦りはない。「フライを打ち上げてもいい。小さい野球をするな」。須江監督の鼓舞に選手が応えた。
 直後に再逆転すると、五回は一挙8得点。右翼線を破る2点打で突き放した4番小濃は「ファーストストライクから積極的に振っていったことが良かった」。この回打者12人の猛攻でストライクの見逃しはたったの5球。「全員がしっかり見極め、積極的にスイングしていた」と須江監督も納得顔だった。
 足で見せたのも仙台育英らしい。七回は捕邪飛の間に三走大栄が生還。「夏に鍛えた走塁が仙台育英の文化として新チームにも根付いている」(須江監督)と手応えを感じ取る。
 大勝にも浮かれた選手がいないのは、夏の甲子園で浦和学院に0−9と大敗した悔しさを共有しているから。「甲子園の借りは甲子園でしか返せない」と小濃。「東北大会ではさらに一球に集中していく」と気を引き締めていた。(今愛理香)


<古川・千坂、5回に力尽きる>
 準決勝まで4試合を一人で投げた古川の千坂が力尽きた。五回途中で12失点して降板。「相手のレベルがはるかに上だった」と負けを認めた。
 一回に2失点した後、カーブを増やして立て直したが、五回につかまった。疲れもあって「(勝負どころで)ギアを上げられなかった」。それでも四回、仙台育英の4番小濃を空振り三振に取った直球は威力があり「今日の唯一の手応え」と語った。
 結果は大差となったが、一度は逆転する展開に一塁側スタンドの大応援団が大いに沸いた。高橋寛主将は「東北大会でも目の前の試合に集中し、選抜大会に向けてまず1勝を挙げたい」と意気込む。茂泉監督は「投手を助けてあげられる守備力をつけたい」と語った。

<力強い打球を徹底/仙台育英・須江航監督の話>
 力強い打球を徹底したことがビッグイニングにつながった。東北大会ではさらに投手のレベルが高くなるので、打球判断などの細かいミスを修正し、精度を上げていきたい。

<守備の隙突かれた/古川・茂泉公己監督の話>
 守備力の差が出た。千坂は逃げずに投げたが、守備で出た隙を突かれた。大会を通じ、打撃を含めて成長できた。良かった部分を受け止めながら、東北大会までに課題を詰めたい。


2018年09月24日月曜日


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