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<フィギュア>羽生結弦 復帰戦飾る オータム・クラシック

オータム・クラシック男子フリーで演技する羽生(AFP時事)

 【オークビル(カナダ)共同】フィギュアスケートのオータム・クラシック最終日は22日、カナダのオークビルで行われ、男子は冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)が4回転サルコーで転倒したフリーで165.91点の2位にとどまったが、合計263.65点をマークし、2月の平昌五輪以来となる右足首故障からの復帰戦を優勝で飾った。
 羽生はショートプログラム(SP)首位で迎えたフリーでループ、トーループの4回転ジャンプを決めたが、右足つま先を突いて跳ぶルッツ、フリップの2種類のジャンプが入らない演技となったこともあり、技術点が伸びなかった。SP2位の車俊煥(韓国)がフリー1位の合計259.78点で2位だった。

◎迫る「後輩」闘志に火/4回転失敗も美学証明

 ふがいない演技を終え、左手を下ろすと顔をしかめて悔しそうにほえた。五輪で2連覇した羽生は結果にこだわらず「楽しむ」ことを目標に今季を迎えた。しかし、そんな気持ちは同じ練習拠点の後輩の車俊煥に3.87点差と迫られた復帰戦で吹き飛んだ。SPの貯金で何とか逃げ切り「勝たないと意味がない」と闘志に火が付いた。
 4回転サルコーで転倒後、規定で基礎点が0.8倍になることを承知で「自分にでき得る最高のコンビネーションジャンプ」と4回転トーループ−トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を狙いにいった。挑戦好きな羽生らしい美学を見せたが、4回転が2回転になって連続ジャンプにできない失敗に終わった。
 憧れるエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)が用いた演目をアレンジしたフリー。ルール改正で30秒短い4分になり、要素をこなすためにせわしなく動かざるを得なかった。切れがなくなり「このプログラムに対する体力がない」。踏み切りと着氷の際に右足首に負担がかかる高得点のルッツは回避した構成にしており、練習も積み切れていない状態だった。
 次戦はグランプリ・シリーズ第3戦のフィンランド大会(11月2〜4日・ヘルシンキ)。「五輪が終わって抜けていた気持ちの部分で、また自分の中に火がともった。本当に火を付けられたような状態。最短で強くなりたい」とまくし立てた王者の目は輝いていた。


2018年09月24日月曜日


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