宮城のニュース

<宮城県立高>教職員の時間外在校「過労死ライン」超え38.6%、初の減少

 宮城県教委は公立校教職員を対象にした2017年度の在校時間調査の結果をまとめた。正規の勤務時間以外に「過労死ライン」とされる月80時間を超えて在校したことがある県立高の教職員は全体の38.6%に当たる1544人で、前年度に比べ0.4ポイント、22人減った。

 現行の集計方法となった14年度以降、月80時間超の教職員数、割合とも減少に転じたのは初めて。県教委福利課の担当者は「在校時間縮減に対する教職員の意識が出てきた」と分析。県内で17年にあった全国高校総合文化祭や南東北インターハイを挙げ、「在校時間が増えてもおかしくない状況の中、若干でも減ったのは良い傾向だ」と話す。
 時間外の主な従事内容は「部活動・課外活動の指導」(47.6%)が最も多かった。以下、「教材研究・教科指導などの準備」(23.0%)、「問題作成、採点・成績処理」(8.1%)など。
 月80時間超の教職員数を月別でみると、5月の1169人がトップで、10月の990人、7月の942人と続く。大会を控える部活動の指導で増えたとみられる。2月は高校入試期間の部活動制限を反映し、200人と最少だった。
 県立高以外の公立学校で在校時間が月80時間超となった教職員数は、県立中が24人で全体の61.5%、県立支援学校は44人で2.6%。県内35市町村立は小学校が634人で全体の8.0%、中学校は2599人、52.0%だった。
 県教委は部活動の活動制限を盛り込んだ指導ガイドラインの徹底を求めるなどして、在校時間の縮減を図る方針。福利課の担当者は「教職員の健康を考え、今後も負担軽減に取り組みたい」と説明する。


関連ページ: 宮城 社会

2018年09月25日火曜日


先頭に戻る