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<リトライ>福井国体に挑む(下)ボウリング 昨年の屈辱晴らす場に

レーン状況に合わせた回転を意識して投げ込む大河内

◎大河内未来(みき)(21)=福島・郡山女子大

 ボウリング成年女子の大河内は中学3年から8大会連続8度目の出場となる。「内容も結果も納得できるものにしたい」。昨年の愛媛国体は4人チームの団体3位、個人5位と上位に食い込んだが、2人チームの団体は23位に終わった。大会直前に腰を痛めたことに加え「独特の雰囲気もスコアに影響した」。福井のレーンは悔しさを晴らす場になる。
 福島市出身。小学3年で競技を始めた。「楽しさと奥深さに魅了された」。高校1年でパーフェクトゲームを達成した。現在のアベレージは210。速く力強いボールを投げ込むスタイルを武器に、2年前からナショナルチームに選出されている。
 国体はアマチュアの国内大会で最高峰に位置付けられる。全国からトップ選手が参加し、注目度も高い。気力、体力を充実させて勝ち抜こうと、大舞台を前に、福島市の本拠地で練習を積む。
 ボウリングは一般的にレジャーの印象が強いが、競技としては決して単純なゲームではない。重いボールを1日で最大9ゲームも投げ続ける体力に加え、緻密な読みが必要とされる。レーンに塗られたオイルがボールの転がりに影響するからだ。
 特に国体は競技の難易度を上げるためにオイルパターンを複雑にしている。観客数も多く、場内の気温が上がるたびにオイルが伸びたり蒸発したりする。「目まぐるしい変化をきちんと読んで対応しないと、スコアが伸びない」。最高峰の大会ならではの難しさを強調する。
 卒業後は就職し、アマチュアで競技を続ける。「社会人は練習時間が限られる。思い切り練習できる今だからこそ、最高の準備をして臨みたい」。学生最後の国体に懸ける思いは強い。

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 第73回国民体育大会「福井しあわせ元気国体2018」が29日に開幕する。「学生生活の有終の美を飾りたい」「インターハイの悔しさを晴らしたい」。国内最大のスポーツの祭典に臨む選手の思いはさまざまだ。再挑戦を目指す東北の3人を紹介する。(山本武志、岩崎泰之)


2018年09月25日火曜日


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