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<E番アナの応援席>収穫待つ秋 二遊間強化成長に期待

菅生翔平アナウンサー

 うろこ雲、とんぼが球場にやってくる。仙台にも秋が来ました。今季の負け越しが決まった東北楽天。今年は故障者の続出もあり、守備の要といわれるセンターラインの二遊間をなかなか固定できませんでした。
 首位の西武や広島の二遊間はほぼ不動です。茂木栄五郎内野手は故障離脱後、2軍でセカンドにも挑戦。シーズン終盤は、茂木を含め将来の二遊間に期待されている選手が、1軍で出場機会を増やしています。
 高卒1年目ながら8月の打率は3割を超えた西巻賢二内野手は、身長167センチと小柄ですがバットを目いっぱい長く持ちます。「長く持った方が操りやすいし、一度も短く持とうと思ったことはない」とスタイルを崩しません。
 ソフトバンクの今宮健太内野手もかつての自分の姿に重ね「小技に走らず、パンチ力のある選手」と西巻に注目していました。課題は状況判断。真喜志内野守備走塁コーチは、「1軍の打球速度や足の速さに戸惑っている。経験を重ねてほしい」という話でした。
 経験値で真喜志コーチが評価するのが3年目の村林一輝内野手。打球への入り方、スローイングの安定感に加え「周りが見えている」選手。藤田一也内野手は「しっかり試合の中で適切な声を出せている」と話し、試合中には「ナイスヴォイス」と声を掛けられたそうです。
 どの首脳陣も守備で高く評価するのが三好匠内野手。7年目の今季は貴重な守備要員として、開幕から今月7日までの長期間、1軍に帯同。首脳陣もあとは打撃だけと課題を口にします。元東北楽天の後藤光尊さんは「バントをするような選手じゃない」と打撃の潜在能力を評価。2軍での今季最初の試合でホームランを打っています。
 3人とも右打ちで高校時代に投手の経験があるという共通点があります。地肩も強く守備センスも十分、将来の二遊間を担ってほしい存在。出場機会を得たシーズン終盤、この秋にまいた種がどう成長するか。収穫の日を待ちます。
(菅生翔平/東北放送アナウンサー)


2018年09月25日火曜日


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