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<エアコン>宮城県内12市町が小中学校に設置へ 国の支援見込み表明続々、業者や機器不足の恐れも

 今夏の猛暑を受け、宮城県内で小中学校へのエアコン設置を表明する自治体が相次いでいる。25日時点で12市町が整備方針を明らかにした。国の財政措置が見込める状況になったためで、今後も増える可能性がある。

 エアコン設置の意向を示した12市町の対象校数や教室数、普通教室の設置率などは表の通り。富谷市は8月、全小中学校など312教室にエアコンを整備する方針を表明した。
 対象教室数は少なくないが、市教育総務課の担当者は「全国的にエアコンを設置する流れがあり、気温も上がっている。子どもの命を守るため踏み切った」と強調する。
 多額の費用が歯止めになってきたが、名取市内の小学校で7月下旬、児童38人が熱中症で病院に搬送されるなど、熱中症を訴える児童、生徒が相次いだことや、保護者からの要望が強まり、整備にかじを切った自治体は多い。
 各教委が数億円と見積もる設置費用について、文部科学省が来年度予算の概算要求に公立学校の施設整備費として約2400億円を盛り込んだことも方針表明を後押しした。
 設置後の維持費を不安視する自治体も出てきた。現行制度では設置費用が補助対象となるだけで、ある町の担当者は「設置に300万円。さらに電気代や点検、経年劣化による部品交換もある。国の助成が出ればいいが、それは理想論だ」と話す。
 多くの自治体が同時期に着手すれば、業者や機器が不足する恐れもある。来年夏の整備を目指す町の担当者は「国の方針や業者の都合もある。全教室の設置には2〜3年が必要ではないか」と見込んだ。


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2018年09月26日水曜日


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