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防災緑地に震災証言納めたタイムカプセル埋設 いわきのNPO企画、20年後掘り起こし

卵形のモニュメントのそばにタイムカプセルが納められ、子どもたちが土をかけた=いわき市岩間町

 東日本大震災の津波で被災したいわき市勿来地区に整備中の岩間防災緑地で16日、被災者の証言や子どもたちの自画像を納めたタイムカプセルが埋設された。長さ2.8メートルの卵形のモニュメントも除幕され、震災の記憶と希望を次世代につなぐことを誓い合った。

 多重防御を担う防災緑地の整備計画に関わった地元のNPO法人勿来まちづくりサポートセンターが企画。勿来地区の約60の家族や個人の証言映像を集める一方、子ども約120人に自画像を描いてもらった。
 タイムカプセルは震災から20年後に掘り出す。自画像を描いたいわき市の小学6年蛭田恋実(れみ)さん(11)は震災時は幼稚園児。「周りの人も震災をずっと覚えてくれればいい」と話した。
 同センターは活動に協力した学生団体に開封時の担い手の役割を期待する。筑波大4年の高取美央さん(22)は「防災意識の継承は若い世代がやらなければならない。モニュメントが多くの人の心に残り、思いが広がればいい」と語った。
 モニュメントは、同市出身の彫刻家北郷悟氏(65)ら東京芸大の教授陣がデザイン。生命の力強さや人々の希望を表現している。


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2018年09月26日水曜日


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