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食材×器×日本酒 東北の食文化を「膳」でPR 経産局など訪日客照準に初プロモーション

「郷土の膳」のイメージ

 東北経済産業局などは、東北の食文化を国内外に発信するプロモーション事業を初めて実施している。東北の企業が個別に海外展開してきた食材や器、日本酒などを「郷土の膳」をテーマに組み合わせ、観光展示会などでPRする。
 東北の新たな魅力を浸透させ、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客や消費拡大、輸出促進につなげるのが狙い。東北各地の約20の企業・団体が参画し、ジェイアール東日本企画(東京)も連携する。
 組み合わせる食材は岩手県洋野町産のウニや宮城県産のカキ、山形牛など。雄勝石を使った皿、浄法寺塗の器などに盛り付ける。今年春までシンガポールのレストランでエグゼクティブシェフを務めた松本圭介氏(仙台市出身)が、郷土の膳をプロデュースした。
 東京で今月開催された「ツーリズムEXPOジャパン2018」に出展。今後は「日本東北遊楽日2018だいすきとうほく」(12月、台湾)、「JAPAN RAIL CAFE」(来年2月、シンガポール)への出展を計画している。
 東北経産局は2004年度以降、「JAPANブランド育成支援事業」に取り組み、約50件の中小企業などの海外展開をサポートしてきた。支援を受けた企業の一部は今回のプロモーション事業にも携わる。
 観光庁などによると、15年の東北のインバウンドの観光消費額は222億9800万円。増加傾向にあるものの、人気の北海道と比べて12分の1以下の水準に低迷する。東北経産局の担当者は「東北には新鮮な食材や伝統、優れた技術など豊かな地域資源がある。プロモーション事業を通じて新たなブランド価値を定着させたい」と語った。


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2018年09月27日木曜日


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