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<たまきさんサロン>仙台市の環境学習スペース入館好調 親子講座や実験に力

捕まえたコオロギを観察し、鳴き声を楽しむ参加者

 仙台市の市民向け環境学習スペース「たまきさんサロン」の入館者が2016年4月の開館以来、順調に伸びている。親子向け講座や実験に力を入れているほか、蔵書構成を見直すなど運営面の工夫も重ねた。市の担当者は「認知度は着実に上がっている」と手応えを感じている。
 たまきさんサロンは青葉区の東北大青葉山キャンパス内にある。セミナースペース、本の閲覧や貸し出しを行うサロンスペース、児童書のコーナーなどがある。環境関連の書籍約2000冊をそろえる。
 入館者は16年度が4274人、17年度が5936人。本年度は9月24日現在で4407人と、目標の6000人を超えるペースとなっている。
 市は本年度、セミナースペースの定員を42人から48人に増やした。児童書の年間購入数を全体の1割から3割程度に引き上げたことで、親子が足を運びやすくなった。
 イベントも実施する。8月24日に開いた「虫の声を楽しむ会」には市民約30人が参加。キャンパスにいるコオロギやバッタなどを捕まえ、虫の声を楽しんだ。虫ごとに鳴き声を聞き分ける講座もあった。
 太白区の主婦大槻由佳子さん(47)は「マンションに住んでいると虫の鳴き声を聞く機会が少ない。サロン周辺で実際に自然に触れながら勉強できるのがいい」と語った。
 スペースの名称は「環」の訓読みの一つ。環境に関心のある市民を指している。市環境共生課の加藤博之課長は「講座や児童書などを通じ、親子で気軽に環境情報に触れられる。今後も市民の環境学習を後押ししたい」と話した。


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2018年09月28日金曜日


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