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<むすび塾>宮城・富谷の児童、備えの要点を体感 被災状況聞き教訓学ぶ

崖のある地域で、災害時の注意点を地域住民から聞く児童=富谷市東向陽台1丁目

 河北新報社は27日、通算82回目の防災・減災ワークショップ「むすび塾」を富谷市明石台の東向陽台小学区で開いた。4年生29人が東日本大震災で避難所になった町内会施設を訪問。住民から避難生活や教訓を聞き、備えの大切さを学んだ。
 児童は4班に分かれ、雨の中、東向陽台第1、向陽台サニーハイツ、東向陽台3丁目の3町内会にそれぞれ向かった。
 向陽台サニーハイツ町内会では会長の須藤弘さん(74)が震災時、町内会館に約200人の住民が避難した状況を説明。「避難所では小学生も助け合いの戦力だった。皆さんも災害時には活躍してほしい」と呼び掛け、「生きているのが一番大切だ。地震が起きたら安全な高台に逃げてほしい」と訴えた。
 東向陽台小学区の一部では、長町−利府線断層帯を震源とする地震が起きた場合、最大で震度6強の揺れが起きると予測されており、一部の班は土砂災害危険箇所なども見て回った。
 学校に戻った児童は、各町内会で聞いた被災状況や危険箇所を班ごとに大型地図に記入。「防災倉庫には水や食料があった」「崩れたり倒れたりするような場所には近づかない」などと記し、防災マップを仕上げた。
 東北大災害科学国際研究所の保田真理講師(防災教育)は「災害はいつどこで起きるか分からない。各町内会で聞いたことを忘れず、災害が起きたときに役立ててほしい」と話した。
 今回のむすび塾は日本損害保険協会(東京)の安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」を基に実施した。同協会の協力は7回目。


2018年09月28日金曜日


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