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<ベガルタ>ピッチサイド/動じないシュミット 仲間信じて冷静に

GKシュミット・ダニエル

 仙台の守護神に痛いミスの動揺は見えなかった。
 22日の長崎戦。0−0で迎えた後半34分、GKシュミットは相手のFKにゴール前から飛び出したが、ボールに触れられずに決勝点を許した。直後は「出る必要はなかった」と悔やんだが、29日の横浜M戦を前に気持ちを切り替えていた。「リラックスして試合に臨みたい」。穏やかな表情で意気込みを語った。
 守備の最後のとりでとなるGK。どんな事態にも耐える精神力の強さが求められるポジションだ。渡辺監督は以前、シュミットについて「悪い時は自分のミスに自分で怒っている」と指摘していた。課題を克服し、リーグ戦で8試合連続出場中。再三の好セーブでチームを救い、日本代表にも選ばれた。ミスにも動じない姿勢に指揮官も「すごく落ち着いている面が見える」と成長を認める。
 周囲も支える。長崎戦の翌日、渡辺監督は選手たちにこう呼び掛けた。「これまでGK陣のビッグセーブで勝ち点を取れてきた。(ミスも)フィールドの選手でカバーするのがチームだ」。シュミットも「気負い過ぎると空回りする。冷静に無理をしなければいい」と仲間を信じる。ミスも糧にするたくましさが、今のチームにある。(原口靖志)


2018年09月28日金曜日


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