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<福島第1原発>除染廃棄物の広域処分開始 浪江町、まず富岡の15トン

トラックに積まれた除染廃棄物が、福島県浪江町の仮設焼却施設に運び込まれた

 東京電力福島第1原発事故に伴い福島県富岡町や双葉町で出た除染廃棄物などについて、環境省は27日、浪江町の仮設焼却施設での処分を始めた。同省によると初日は富岡町の廃棄物約15トンが運び込まれ、施設内で黒い袋がトラックから下ろされた。
 受け入れるのは、浪江町の請戸漁港に近い棚塩地区にある仮設焼却施設。2021年度までの3年半で、富岡町の除染廃棄物と家屋解体後の廃棄物計約7万トンを処分予定。双葉町分は原発事故後に殺処分して埋めた牛約20トンを掘り起こして搬入、焼却する。
 焼却後の灰は、放射性物質濃度が富岡町の施設と同様1キログラム当たり約2500〜11万8000ベクレルと見込まれ、中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)に運ばれる。
 浪江町の施設は15年6月に稼働した。処理能力は年7万5000トン。実際の処理量は3万5000トンほどだったため、新たな受け入れを決めた。富岡町の施設は15年4月稼働でこれまで約16万トンを処理した。同町の施設は10月に解体が始まる。
 現地で同日、受け入れ式があった。立ち会った環境省の武部新政務官は「双葉郡の復興・復旧加速へ一歩を踏み出せた」と話した。


2018年09月28日金曜日


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