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<福島第1原発>3号機の燃料搬出は年明け以降 11月予定を延期

 東京電力は27日、11月を予定していた福島第1原発3号機の使用済み核燃料の取り出し開始を年明け以降に延期すると発表した。廃炉の工程表「中長期ロードマップ」に掲げた本年度中頃の開始計画を断念した。

 東電福島第1原発廃炉推進カンパニーの小野明最高責任者は記者会見で「年度内の開始は見通せない」と説明。大幅にずれ込む可能性もあるとの認識を示した。
 取り出しに向けては燃料取扱機本体から制御盤につながるケーブル77本のうち1本で断線が見つかっていた。その後の電気抵抗の測定では、他の11本で新たに異常が見つかるなどした。
 東電は年内にケーブル交換などを行い、取扱機の動作確認や関連設備の異常の有無を点検。さらに試運転やトラブル対応訓練に3カ月程度かかる見通しという。3号機のプールには使用済み燃料と新燃料計566体が保管されている。
 東電は27日、5、6号機に残る新燃料の搬出開始を本年度末から2019年度以降に延期することも発表した。20年度を目標にした完了時期は未定となった。
 搬出先の原子燃料工業東海工場(茨城県東海村)で、新規制基準に合わせた追加工事が必要となったため。新燃料は5号機に168体、6号機に192体あり、使用済み燃料プールなどで保管している。


2018年09月28日金曜日


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