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<南陽市>女性管理職増へ数値目標 活躍推進室が本格始動「目指すのは女性優遇ではなく不公平の是正」

 山形県南陽市が今月、新設した女性活躍推進室が、現在一人もいない女性管理職を段階的に増やすため、職員の「昇進適齢期」をシミュレーションするなど作業を本格化させている。年度内に女性管理職の割合など、数値目標を盛り込んだ計画を策定。市は「目標数値を公にすることで、より主体的に取り組める」と強調する。

 市によると、一般職で唯一の管理職ポストとなっている課長級の役職は現在21あり、いずれも男性。市は2019年度までに少なくとも女性2人を昇進させる方針を既に固めている。今後策定する計画で5〜10年後の中期目標として全体の30%、10〜15年後の長期目標で50%に女性を充てる考えだ。
 職員285人のうち女性は45%に当たる128人。本年度の新規採用職員数は男性3に対し女性6で、この傾向が続けば、いずれは女性職員が多数を占めることになる。
 女性活躍推進室は現在、数値目標の設定に向け、将来的な男女比や年代構成の変化をベースに管理職適齢期に当たる年代層の分析を進めている。
 市制51年目を迎えた南陽市で、過去に課長級に昇進した女性職員は2人。市は「女性の早期退職率は男性とほとんど変わらず、昇進の面で男性優遇がなかったとは言えない」(総務課)と認める。
 女性活躍推進室の設置を受け、20代の女性職員は「私自身、女性はサポート役という意識があったが、改めなくてはいけない時代になった」と実感。50代の女性職員は「能力ある女性が昇進できずにいるのはおかしいと思ってきた。ただ職場環境の改善や地域社会の意識改革が伴わなければ、女性の負担が増す恐れもある」と指摘する。
 白岩孝夫市長は「目指しているのは女性優遇ではなく不公平の是正だ。公正に昇進の機会を設ける」と話す。


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2018年09月29日土曜日


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