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<ヤマト社員自殺訴訟>会社側「厳しい詰問なかった」請求棄却求める

 山形県米沢市のヤマト運輸営業所に勤務していた配送員坂野広行さん=当時(50)=が荷物のマツタケを盗んだと疑われ、複数の上司から繰り返し詰問され自殺に追い込まれたとして、坂野さんの妻紀栄子さん(51)が会社に慰謝料など約6700万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日、山形地裁米沢支部であった。会社側は答弁書で「厳しい詰問はなかった。(自殺は)別の要因」と主張し、請求棄却を求めた。
 訴えによると、配送予定だったマツタケが昨年10月に2度なくなり、盗んだと疑われた坂野さんは同年11月21日の早朝から深夜までと22日の早朝から昼すぎまで、米沢市内の貸会議室で同社東北支社(仙台市)の幹部2人から詰問を受け、22日の昼休みに会議室の建物に隣接する体育館の屋根から飛び降りて自殺した。
 閉廷後に米沢市内で記者会見した紀栄子さんは「長時間密室で調べられたことが自殺につながった。会社の説明は誠意に欠け、裁判で全て明らかにしてほしい」と語った。


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2018年09月29日土曜日


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