福島のニュース

<帰還困難区域>飯舘・長泥再生へ一歩 復興拠点整備に着手

長泥地区で草刈りをする作業員=福島県飯舘村

 環境省は28日、東京電力福島第1原発事故に伴い帰還困難区域に指定された福島県飯舘村長泥地区で、特定復興再生拠点区域(復興拠点)の整備事業に着手した。建物解体や除染を進め居住できるようにし、2023年春までの避難指示解除を目指す。
 報道関係者に公開された現場では、作業員5人が解体予定の野菜集荷場周辺の2メートル以上に伸びた雑草を刈った。本年度は民家を含む約20の建物を解体する見通しで、同省の担当者は「帰還した住民が生活するエリアの工事を優先する」と説明した。
 長泥地区は、186ヘクタールが復興拠点に認定された。解体・除染工事は20年度までに終わり、道路などのインフラや農地、宅地が整備される。村の計画は避難指示解除後の人口約180、営農数約20戸を目標とする。
 復興拠点整備事業は2017年12月以降、双葉、大熊、浪江、富岡各町で始まり、葛尾村でも今後着手する。長泥地区を除く飯舘村の避難指示は昨年3月末に解除され、解除区域の建物解体は申請があった1374件のうち今年8月末までに1036件が完了した。


関連ページ: 福島 政治・行政

2018年09月29日土曜日


先頭に戻る