福島のニュース

<かしまの一本松>盆栽で「復刻」九州の業者から寄贈、南相馬市庁舎で展示

南相馬市役所本庁舎に寄贈された「かしまの一本松」の盆栽と五賀会長

 東日本大震災の津波に耐えながらも昨年暮れに伐採された南相馬市鹿島区の「かしまの一本松」を模した盆栽が市に寄贈された。伐採を知った九州の業者が「復刻」した3鉢を「かしまの一本松を守る会」に送り、うち2鉢を市に寄付した。

 業者は定年後の技術者による「西定技研」(福岡県久留米市)。岸幹夫代表取締役(76)が今春、「工芸松盆栽の技能を復興に生かしたい」と申し出て、守る会の五賀和雄会長(77)から送られた写真などを基に盆栽を手掛けた。
 高さ約90センチの盆栽は19日、原町区の市役所本庁舎に寄贈された。クロマツに特殊プラスチック樹脂で緑の葉が加工されている。高さ82センチの鉢は鹿島区役所に贈られた。いずれも各庁舎1階ロビーに展示している。
 五賀さんは「立派な盆栽は復興のシンボルになる。応援に感謝したい」と話した。門馬和夫市長は「一本松が枯れて伐採されたのは残念だった。地元や全国で残そうとする活動があるのはありがたい」と述べた。
 伐採された高さ約25メートルの一本松の材は、地区住民の表札へと加工が進んでいる。


関連ページ: 福島 社会

2018年09月29日土曜日


先頭に戻る