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内陸避難者と共に備え 盛岡町内会が防災訓練 「体験伝える」「交流深める」

骨折の応急処置訓練をする参加者

 盛岡市の「月が丘2丁目町内会」(486世帯)は29日、初めての防災訓練を実施した。東日本大震災の沿岸被災地からの避難者が住む岩手県営災害公営住宅「備後(びんご)第1アパート8号棟」の入居者も参加した。

 震度5強の揺れを想定した避難と安否確認を行い、専門家から傘や食品用ラップを使った骨折の応急処置法を学んだ。
 災害公営住宅は今年3月に入居が始まり、現在は岩手、宮城両県からの19世帯が暮らす。訓練は入居者と住民の交流促進も狙いの一つ。気仙沼市から妻と移り住んだ男性(86)は「いつか私たちの被災体験を伝えて、防災に役立ててほしい」と話した。
 町内会長の高橋幸雄さん(72)は「災害公営住宅の入居者には少しずつ心の重荷を下ろしてもらい、気軽に相談し合える関係が築けるようサポートを続ける」と語った。
 備後第1アパートは10月、新たに9号棟(18戸)と10号棟(8戸)の入居が始まる。


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2018年09月30日日曜日


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