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<防潮堤施工ミス>村井知事、気仙沼市を訪問 県対応を謝罪「地域住民に迷惑を掛けた」

地元住民らと会談後、報道関係者の質問に答える村井知事

 宮城県気仙沼市内湾地区の防潮堤高を宮城県が誤って施工した問題で、村井嘉浩知事は1日、気仙沼市を訪れ、菅原茂市長と住民団体のメンバーに対し、防潮堤を造り直さない方針に理解を求めるとともに、これまでの県の対応について謝罪した。県は同日、間違った高さの防潮堤工事を再開した。
 村井知事は市役所で菅原市長と「内湾地区復興まちづくり協議会」の菅原昭彦会長らと面会。(1)安全性の確保(2)街づくりが遅れることへの懸念(3)技術面の難しさ(4)入札不調の恐れ−などを理由に、住民が求める造り直しには応じない方針を改めて説明した。
 村井知事は「地域の皆さんは造り直しを求めているが、これ以上時間を引き延ばすことはできない。住民が求めるミスの原因と経過、責任と処分については今後も丁寧に説明していきたい」と述べた。
 村井知事は5月の会合で造り直しを求める協議会の意見を「県民の理解が得られない」などとして覆したことにも触れ、「協議会での私の発言や職員の対応の悪さで地域住民に迷惑を掛けた。深くおわびしたい」と謝罪した。
 協議会は4日に開く会合で今後の対応を決める予定。菅原会長は「間違えたことを造り直してほしいと要望するのは正しいことだ。県は、深まった不信感を払拭(ふっしょく)する努力を続けてほしい」と求めた。
 防潮堤を計画より22センチ高く造ったミスは3月に発覚。県は背後地をかさ上げし、見た目の高さを抑える対案を提示。造り直しを求める住民と県の協議が平行線をたどる中、市はかさ上げ工事を先行して始めた。


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2018年10月01日月曜日


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