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<仙台満店>コーヒー通し語り合い/岳山珈琲(泉区・カフェ)

コーヒーには泉ケ岳の伏流水を使用。「かぼちゃのタルト」(500円)など自家製ケーキも人気だ
切り妻屋根の白い外観が目印。地元の木材で地元の大工さんに建ててもらった

 今月のテーマはカフェ。私が紹介するのは、仙台の北西部、泉ケ岳の麓の「岳山珈琲」。切り妻屋根の建物の中は、北欧のビンテージ家具や暖炉がゆったり配置され、モダンながら懐かしさを感じる心地よい空間です。
 メニューには20種ほどのコーヒーが並びますが、1番人気は4種の豆を使った「岳山ブレンド」(580円)。苦味、酸味、コクをバランス良く感じるまろやかで軽快な味わいです。「ハンドピック(豆の選別)から、気温や湿度で毎日変える焙煎(ばいせん)やドリップの方法まで。一つ一つに手を抜かないこと」とこだわりを話す店主の菅野幸子さん(62)。ご主人の潤一さん(63)と共に中南米の農園に足を運ぶなどコーヒーへの熱く深い思いが伝わってきます。
 中学の美術教諭だった2人は、東日本大震災を機に人生を方向転換。日本のコーヒー焙煎の第一人者とされるカフェバッハ(東京都台東区)の田口護氏と出会い、「コーヒー文化と焙煎の奥深さに魅了された」(潤一さん)のがきっかけでカフェを開きました。
 オープンして5年。山帰りの登山者やカップル、家族連れをはじめ、来店客は子どもからお年寄りまで幅広く、ご主人は「コーヒーを通して、世の中の物事をいろいろな人と語り合えるのが楽しい」と振り返ります。
 ちょっとひと息のつもりがつい長居してしまう。帰り道、葉擦れやせせらぎの音が耳に飛び込んできました。お疲れ気味の自分をリセットできたのかもしれません。(せ)

[メモ]仙台市泉区福岡岳山7の101▽午前11時〜午後6時▽水曜、第1.3火曜定休▽自家製ケーキ450円▽022(341)3751▽市内に、教え子が店長の姉妹店GAKUZANCOFFEE榴岡店=022(766)8557=がある。


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2018年10月01日月曜日


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