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ターゲットは仙台圏、平泉の隣です!衣川の歴史楽しむ旅売り込め 奥州のNPO、地元と観光事業

衣川の史跡を馬車で巡った宿泊体験モニターツアー

 岩手県奥州市衣川で地域振興に取り組むNPO法人天遊塾が、地元団体と連携して世界遺産「平泉の文化遺産」に関連する地域史に着目した観光事業に乗り出した。仙台圏からの観光客誘致を目指し、知られざる観光資源をアピールする。

 事業は東北農政局の農泊推進交付金を活用し、天遊塾をはじめ国民宿舎サンホテル衣川荘、農家レストラン、郷土芸能団体などが参加する。
 平安時代には安倍氏が拠点を置き、奥州藤原氏が築いた平泉に隣接する衣川の歴史的特徴に着目した観光商品を提供する。第1弾は9〜10月に催行している宿泊体験モニターツアー「馬車で史跡めぐり」だ。
 1泊2日で、念仏剣舞や神楽のかがり火公演を鑑賞。中尊寺で朝の講話に耳を傾けたり、講談師と共に国指定史跡「長者ケ原廃寺跡」や里山を馬車で巡ったりする。
 9月23、24の両日にあったツアーには仙台圏を中心に14人が参加した。
 宮城県利府町の団体職員高橋はる子さん(66)は「念仏剣舞は迫力満点。歴史もゆっくり学べた」と話し、仙台市宮城野区の印章業庄子洋子さん(60)も「衣川の隠れた文化に触れることができた」と満喫した。
 モニターツアーは既に定員に達し、キャンセル待ちが出る人気ぶりだ。2019年度も仙台圏を中心にPRし、子育て世代を対象にした体験旅行や訪日外国人旅行者向けの商品を企画する。
 天遊塾事務局長の三浦秀夫さん(61)は「宿泊すれば衣川の魅力を深く味わってもらえる。高齢化する地域のビジネスに育てていきたい」と狙いを語った。


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2018年10月01日月曜日


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