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津波教訓伝える場に 女川町、854人の名を刻んだ慰霊碑除幕

女川町役場の新庁舎敷地内に設置された慰霊碑=1日、宮城県女川町

 東日本大震災で800人を超える犠牲者が出た宮城県女川町で1日、町が建立した慰霊碑の除幕式が役場新庁舎の敷地であった。
 慰霊碑には町内で被災した非居住者を含む犠牲者のうち、遺族が希望した計854人の名を刻んだ。高さ1メートル、長さ27.5メートルで御影石と稲井石を使用。碑の背面に積み上げた稲井石には、町民らが鎮魂のメッセージを記した。
 式には約80人が出席。須田善明町長は「無念にも旅立った皆さんの思いを携え続けるとともに、津波災害の教訓を伝える場にしたい」とあいさつした。
 母の豊美さん=当時(54)=、祖母の平林秀子さん=同(78)=を失った金山英勲さん(29)が遺族を代表し、花を手向けた。復興する町を見渡す高台にできた碑を前に、金山さんは「犠牲者に恥じない街をつくりたい」と話した。


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2018年10月02日火曜日


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