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杉村惇美術館 対話型鑑賞を楽しむ 長男ら、手法や裏話披露

父の作品について語る豊さん(右端)

 杉村惇作品展を開催中の塩釜市杉村惇美術館で9月30日、名誉館長を務める杉村氏の長男豊さん(73)=東京=によるインタラクティブトークがあった。参加者は豊さんと展示された静物画の対話型鑑賞を楽しんだ。
 仙台市所蔵の作品「青いランプ」について、豊さんは実物のランプを示し「いわば、がらくたフェチだ。一つ一つの小物を積み上げ(絵画の)パワーを増す、という表現手法」と説明。参加者は「青が目を引く。絵の真ん中に色が集中している」と感想を語った。
 塩釜で暮らした時期の作品「蛸(たこ)とかれい」にも触れ、18歳まで同市に住んだという豊さんは「惇さんの描く魚はおいしそうと言われるが、本人は魚を食べなかった。妄想で描いたと思う」と裏話を披露した。
 杉村惇氏に師事した河北美術展参与で洋画家の渡辺雄彦宮城教育大名誉教授(仙台市)も参加し「高価な物は絵にならないと先生は言っていた。写実とは内実を写すんだ、とよく言われた」と話した。
 油彩画など18点が並ぶ作品展は今月28日まで。午前10時〜午後5時。月曜(祝日の場合は翌平日)休館。一般500円、大学生・高校生400円。13日に学芸員によるギャラリートークがある。連絡先は同館022(362)2555。


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2018年10月03日水曜日


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