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<トヨタ東日本>ヴィッツきょうから岩手工場で生産開始 愛知から移管、年10万台

 トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が2日、岩手工場(岩手県金ケ崎町)で主力小型車「ヴィッツ」の生産を開始することが分かった。豊田自動織機長草工場(愛知県大府市)から移管される。小型車を東北に集約して生産を効率化させる狙いがあり、関係者によると年10万台程度の生産を見込む。

 岩手工場では、小型ハイブリッド車(HV)「アクア」、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C−HR」の人気2車種を生産している。ヴィッツ移管で3車種生産体制となり、生産台数は30万台を超える見通し。
 ヴィッツは1999年の発売以降、国内で200万台以上が販売された。日本自動車販売協会連合会(東京)のまとめでは、昨年の販売数は約9万台で新車の車種別で8位(軽自動車除く)の根強い人気を誇る。
 2020年にも全面改良され、車名を海外で使われている「ヤリス」に統一するとみられる。トヨタ東日本はトヨタの部品共通化戦略「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」をC−HRで導入しており、ヤリスでも採用すると見込まれる。
 小型車市場は世界的に最も競争が激しい。トヨタ東日本への完成車製造工場集約によって扱う車両のサイズを合わせて生産を効率化させるほか、30万台超となる規模のメリットも生かしてコスト削減を進める。
 トヨタは東北を中部、九州に次ぐ国内第3の生産拠点と位置付け、小型車に特化して体制強化を図っている。ヴィッツ生産開始で拠点性がさらに高まる上、今後アクアの新型車も投入されるとみられ、東北の地域経済への波及効果が期待される。


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2018年10月02日火曜日


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