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<女川原発再稼働>住民投票へ始動 10万人署名目指す

通行人に協力を呼び掛けた街頭署名活動

 仙台市の市民団体が2日、東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働の是非を問う県民投票条例制定の直接請求を目指し、同市で初の街頭署名活動を実施した。必要署名数の倍以上となる10万人分を目標に掲げ、県内全域で署名集めを本格化させる。

 「女川原発再稼働は間もなく正念場を迎える。2号機に国の合格が出れば、残る手続きは地元同意だけだ。知事にお任せでなく、一人一人が自分の問題と捉え、選択するため、県民投票を実現しよう」
 市民団体「県民投票を実現する会」の多々良哲代表は同日午後、青葉区の一番町平和ビル前で通行人らに訴えた。メンバー約20人が街頭に立ち、30分で20人分の署名を集めた。
 署名した若林区のパート女性(50)は「選挙は最終的に声が届かないもどかしさを感じる。住民の意思が反映されるのは大事だ」と言い、青葉区の無職男性(84)も「大きな流れに従うのでなく、原発に賛成でも反対でも一人一人が関心を持つべきだ」と話した。
 市民団体は同日午前、直接請求手続きに必要な請求代表者証明書の交付を県から受け、署名活動をスタートさせた。県内各地の協力者を通じて署名を集めるほか、宣伝カーを使った街頭活動を繰り広げる。
 期間は12月2日まで。ただし丸森町では任期満了に伴う町長選(12月11日告示、16日投開票)を控え、地方自治法施行令に基づき任期満了日60日前となる11月14日に署名集めを一時中断する。選挙戦になった場合は投開票翌日に再開でき、来年1月5日までとなる。
 村井嘉浩知事は2日の県議会9月定例会の一般質問で県民投票について問われ、「一つの方法だが、プロセスが必要。署名数が集まって審査し、私が意見をして議会に諮るという手順が要る」と答弁した。


2018年10月03日水曜日


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