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「唐桑オルレ」受け入れ万全 7日・気仙沼に県内初コース開設

韓国の言葉や文化を学ぶ気仙沼市唐桑町の住民

 宮城県が整備を進める韓国版トレッキングコース「宮城オルレ」の県内第1号「気仙沼・唐桑コース」が7日、気仙沼市にオープンする。地元では韓国人旅行客を想定した韓国語講座が開かれたり、中学生が看板を作ったりと受け入れ態勢は万全。唐桑半島のオルレ熱が高まっている。

 「アンニョンハセヨ(こんにちは)」「カムサハムニダ(ありがとう)」。9月下旬の夜、気仙沼市唐桑町にあるトレーラーハウスで韓国語が飛び交った。
 オルレ開設に向けて県気仙沼地方振興事務所が企画した韓国語教室。地元の男性(74)は「せっかくだから韓国語であいさつしたい」と参加理由を語った。
 教室は8月下旬から計3回開かれ、延べ50人以上が集まった。韓国留学経験があり、講師を務めた地元の一般社団法人「まるオフィス」の矢野明日香さん(29)は「民宿や商店の方々が熱心に学んだ」と話す。
 機運の高まりは地域全体に及ぶ。自治会長や漁協、小学校の校長、商工会のメンバーら30人は9月上旬、官民組織「宮城オルレ気仙沼唐桑オープニングイベント実行委員会」を設立。コースのオープン日に同市中井小でカキ汁を振る舞う。
 唐桑中の3年生はオルレコース内の観光スポットを紹介する動画や、スタートとゴール地点に立てる看板を作った。市の観光キャラクター「ホヤぼーや」が描かれた看板を手掛けた木村望来(みら)さん(14)は「参加者に唐桑らしさを感じてほしい」と願う。
 気仙沼市の2017年の観光客数は145万6000人で、東日本大震災前の10年(約254万人)の6割弱にとどまっており、オルレへの期待は高い。菅原茂市長は「訪日外国人旅行者の誘致に重要な役割を担う。多くの観光客を迎え入れたい」と意気込む。


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2018年10月03日水曜日


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