宮城のニュース

「手に取れる美術展」アートブック 眺めて語って作り手と交流

一冊一冊にさまざまな工夫が施されたエディションフィンクの本

 アーティストの作品集や写真集といったアートブックを介したイベントの在り方を考える「アートブックを囲むお茶会」が6、7の両日、仙台市若林区六丁の目西町の印刷加工レンタルスタジオ「analog(アナログ)」で開かれる。会場では、さまざまなアートブックの展示販売もある。

 企画したのは2011年6月から15年3月まで仙台で暮らし、現在はスイス・チューリヒ芸術大大学院で本のデザインを学ぶ斧沢(おのざわ)未知子さん(34)と、analog代表の菊地充洋さん(38)ら。
 近年、アートブックフェアと銘打つ展示即売会が世界各地で盛り上がりを見せており、「お茶会」では作り手と買い手がよりコミュニケーションを深められるイベントの在り方を探る。
 両日とも斧沢さんや、スイスのブックデザイナーで出版スタジオ「エディションフィンク」を主宰するゲオルク・ルティスハウザーさん(54)らが参加。同社の本を中心に、スイスのアートブック約80点を展示販売し、来場者と交流する。
 同社の本はページの一部を切り抜いたり、異なる判型の紙を一冊の本にしたりといった個性的な仕上がりも魅力。製本も手掛ける菊地さんは「デザインや印刷のテクニック、設計などに工夫があり面白い。デザイナーの思いを聞いてみたい」と言う。
 斧沢さんは「アートブックは手に取れる美術展のようなもので、本そのものや本を作る過程も興味深い。本をさかなに楽しく話せるといい」と話す。
 両日とも正午〜午後6時。午後1時以降はコーヒーなどの販売もある。連絡先はanalog022(290)9655。


関連ページ: 宮城 社会

2018年10月03日水曜日


先頭に戻る