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<ラグビーW杯>三上が連続出場へ意欲「今ならもっとできる」

東芝の練習で集中した表情を見せる三上(右)。W杯2大会連続出場を目指している=9月17日、東京都府中市

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を1年後に控え、日本代表のプロップ三上正貴(東芝、青森工高−東海大出)が2大会連続出場を目指している。「今までお世話になった人の前で、ひたむきなプレーを見せたい」と気合を入れる。
 前回(2015年)のW杯イングランド大会は1次リーグ4試合のうち3試合に出場した。日本は過去最多の3勝を挙げたが、本人には苦い思い出が残る。W杯デビューの南アフリカ戦は先発出場を果たしながら、失点につながるプレーをしてしまった。大会期間中に足首を捻挫してサモア戦を欠場。躍進したチームとは対照的に、個人では不完全燃焼に終わった。
 「やり残したことがある、なんて格好いいことは言えない。W杯で借りを返したいとも違う。確実に言えるのは、今ならもっとできる」。最高の舞台で力を出し切る姿を思い浮かべる。
 「倒してやる、前に出てやる、という思いをそのままプレーに出せるラグビーは自分に合っている」。チームのためなら泥くさいプレーを惜しまないのが身上だ。
 スクラムの最前列で相手と組み合うポジション。スクラムが自身の見せ場となる。組み合う際に腰を落として激しくぶつかる動きは小学生時代に習っていた相撲に通じるという。「足腰の強さは相撲で培った」。日本の弱点とされてきたスクラムを武器に変えた功労者の一人でもある。
 ひいきの力士、安美錦(青森県深浦町出身)の存在が励みになる。ラグビーも相撲もけがが多い、選手同士が接触し合うスポーツ。古傷の膝に装具を着けながら痛みをこらえて土俵に上がる関取最年長の姿が「魅力的に映る」という。
 15年大会を境に、国内の競技レベルが上がったと実感する。W杯でもう一度、日本代表の座を射止め「世界でどれくらい通用するかを試したい」と意気込む。(剣持雄治)

[みかみ・まさたか]1998年、青森市生まれ。青森工高で競技を始め、東海大に進学。2011年、東芝入社。13年4月、日本代表デビュー。178センチ、110キロ。30歳。


2018年10月03日水曜日


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