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東北道・奥州で2人死傷事故 審理、地裁に差し戻し

 岩手県奥州市の東北自動車道で起こした衝突事故で2人を死傷させたとして、自動車運転過失致死傷罪に問われた愛知県春日井市、会社員山内尚行被告(38)の控訴審判決で、仙台高裁は2日、禁錮1年4月、執行猶予3年とした盛岡地裁判決を破棄、審理を地裁に差し戻した。検察側の立証、地裁の事実認定の不備を厳しく指摘した。
 地裁判決は「車間距離保持義務違反による過失責任は免れない」としたが、高裁の嶋原文雄裁判長は「検察側は事故回避のため保持すべきだった車間距離を具体的に立証しなかった上、地裁も釈明を求めず独自の解釈で不意打ち的な認定をした」と指摘。車間距離と死傷との因果関係の審理が尽くされておらず、訴訟手続きに法令違反があると判断した。
 判決によると被告は2012年6月5日未明、トラックで東北道下り線を時速約100キロで運転中、急ブレーキをかけた先行車に追突。別の事故で停車中の大型トラックにも衝突し、道路上にいた大型トラックの男性運転手=当時(40)=が弾みではねられ死亡した。先行車の男性運転手も軽いけがをした。


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2018年10月03日水曜日


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