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周囲の音も楽しんで 世界唯一の開放型圧電式イヤホン開発

独自の特許技術を活用したエアフォン(仮称)のサンプル

 難聴者用の補聴器類の設計などを手掛けるWECOM研究所(秋田市)は2日、イヤホンを通した音とともに周りの音も聞こえる世界唯一の開放型圧電式イヤホン「エアフォン(仮称)」を開発したと発表した。自社が持つ特許を活用し、軽量で安価なイヤホンを実現した。
 一般的なイヤホンが磁石とコイルを使う「電磁式」なのに対し、エアフォンはセラミックの板を振動させて音を鳴らす「圧電式」を採用した。同社は圧電式のオーディオ用イヤホンの構造特許を取得している。
 騒音の中でもはっきりと音が聞こえるのが特長。周囲の音とエアフォンを通した音が融合し、屋外で音楽演奏を聴くような自然な聞こえ方を楽しめるという。
 耳に入れる部分を細くすることで圧迫感や閉塞(へいそく)感がなく、重さは片耳分で約2グラムと軽く耳が疲れない。価格は約3000円を予定する。
 WECOM研究所の加藤透社長(62)は「周囲の音が聞こえることで人や車の気配なども分かり、安全安心が確保できる」と話す。
 同社は現在、クラウドファンディング「ファンあきた」で開発設備の資金を募っている。目標の360万円を調達できれば量産化し、年内に発売する。


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2018年10月03日水曜日


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