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<第4次安倍改造内閣>東北反応 与党は「安定重要」野党は「在庫一掃」

 第4次安倍改造内閣が発足した2日、東北の与党関係者は来年夏の参院選や憲法改正を見据え、主要ポストを続投させた手堅い陣容に一定の評価をした。野党は自民党総裁選の結果を踏まえ、各派閥に配慮した初入閣組が6割超を占めたことに「在庫一掃、論功行賞の内閣だ」とやゆした。
 閣僚19人のうち、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら6人が留任。安倍晋三首相を支える主な顔ぶれは変わらず、公明党福島県本部の今井久敏幹事長は「政治の安定が重要」と評した。
 総裁選の地方票で健闘した石破茂元幹事長の派閥からの起用もあったことについて、自民秋田県連の鈴木洋一副会長は「党の亀裂を避ける融和策になる」と歓迎。大型選挙が相次ぐ来年をにらみ、挙党態勢の構築に期待を寄せた。
 安倍政権最多となる12人の初入閣に対し、自民宮城県連の石川光次郎幹事長は「党務で汗をかいた実務家ばかりだ」と評価した。
 一方、立憲民主党宮城県連の鎌田さゆり幹事長は総裁選で首相支持に回った派閥優遇との見方を示し、「論功行賞だ」と断じた。
 国民民主党青森県連の奈良祥孝幹事長は「首相忖度(そんたく)内閣」と名付け、「イエスマンばかりを集めた印象」と指摘。共産党山形県委員会の本間和也委員長も「お友達優遇の顔ぶれ」と批判を強めた。
 自由党岩手県連の関根敏伸幹事長は沖縄県知事選で与党が全面支援した候補者が敗れたことなどを踏まえ、「結果を謙虚に受け止めようとする姿勢が人事に感じられない」と述べた。
 首相は改憲を意識し、党人事で盟友を配置。社民党宮城県連の岸田清実代表は「改憲が全てに優先するはずはない。もっと多様な意見に耳を傾ける政権運営を望む」とくぎを刺した。


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2018年10月03日水曜日


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