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<汚染廃>石巻市が試験焼却開始 宮城県内3ヵ所目

焼却炉に投入される稲わらと一般ごみの混合物

 石巻市は3日、東京電力福島第1原発事故で生じた国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の汚染廃棄物の試験焼却を始めた。県内では仙南、黒川両圏域に続き3カ所目。
 同市の石巻広域クリーンセンターで午前9時に開始。1キログラム当たり約2700ベクレルの稲わら460キロと一般ごみ230トン(混焼率0.2%)の混合物をクレーンですくい上げ、焼却炉に順次投入した。
 焼却灰はサンプル調査を経て、河南一般廃棄物最終処分場に運び、埋め立てる予定。
 試験焼却は8日までの6日間行われ、2700〜5100ベクレルの稲わら計1.6トンを焼却する。空間放射線量を同センター敷地内などのモニタリングポストで常時測定。焼却灰の放射能濃度とともに市のホームページで公開する。
 結果を確認後、混焼率を変えて23〜28日に2回目の試験焼却を実施。検証を経て、11月12日に本焼却を開始する方針。
 焼却に反対する3団体は3日、石巻地区広域行政事務組合に対し、試験焼却の中止と検証方法の明示を申し入れた。
 市内では2000〜5500ベクレルの稲わら69.8トンを保管している。亀山紘市長は取材に「保管農家の負担解消のため試験焼却を開始した。細心の注意を払い適正に処理する」と語った。
 試験焼却は県内4圏域で計画され、大崎圏域は15日に始める。


2018年10月04日木曜日


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