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<虎屋横丁>アーチ看板、廃棄一転一部保存へ 仙台市教委「昭和の仙台象徴する歴史的資料」

市教委が引き取った看板=3日、仙台市青葉区の市役所上杉分庁舎

 仙台市青葉区の歓楽街・国分町で2日に始まった虎屋横丁のアーチ看板の撤去作業で、市教委は3日、看板の一部を保存する方針を決め同日、地元飲食店などでつくる虎屋横丁稲荷小路親交会から寄贈を受けた。「撤去後は廃棄予定」との河北新報の報道を受け、急きょ方針を決めた。
 保存対象は「虎屋横丁」と書かれた縦0.7メートル、横2.8メートルの長方形のアクリル板1枚と、虎が描かれた縦0.9〜1.2メートル、横1.1〜1.13メートルの台形のアクリル板1枚。いずれも複数枚あるうち、ひび割れや破損などのない板を選んだ。
 市教委文化財課によると、宮城野区と泉区にある市教委の文化財収蔵室のいずれかで保管する方針。今後、仙台の歴史を紹介する資料としての活用を検討している。
 長島栄一課長は「看板は昭和時代の仙台を象徴する歴史的資料だ。失われてしまったら取り返しがつかなかった」と話した。
 看板は戦後間もなく設置されたとされるが、詳しい経緯は不明。経年劣化で風雨や地震に耐えられない可能性があるため管理会社が撤去を決め、5日の作業終了後は廃棄される予定だった。


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2018年10月04日木曜日


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