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<合戦原遺跡>宮城県内初出土の銅製壺鐙も公開へ 国内でも出土例わずかな馬具

宮城県内で初めて出土した銅製壺鐙(山元町教委提供)

 宮城県山元町の合戦原遺跡の横穴墓群からは1000点にも上る武具や馬具といった金属製品や土器、玉類が出土している。宮城県内で初めて出土した品もあり、特に漆が塗られた「銅製壺鐙(つぼあぶみ)」は国内でも出土例がわずかな非常に豪華な馬具として注目を集める。
 壺鐙は壁画が出土した有力者の墓近くの横穴墓にあり、葬られたのは家臣とみられる。他の横穴墓からも、馬を装飾する金銅製の馬具「花形杏葉(はながたぎょうよう)」などが県内で初めて出土した。
 山田隆博学芸員は合戦原遺跡横穴墓群の出土品の豊富さを踏まえ「壁画があった墓の被葬者は地域の最有力者以上の存在であった可能性が高い」と指摘。「合戦原遺跡の調査は、律令(りつりょう)国家成立前後の山元町周辺の動向を探る上で重要な発見となる」と話した。
 副葬品は保存処理が終わり次第、町歴史民俗資料館で順次公開される。


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2018年10月04日木曜日


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