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<ほっとタイム>里親制度の現状知って

「今日からここは ぼくだけの特等席」のポスターと、作者の鬼柳さん(左から2人目)

◎秋田公立美大生がポスター展

 「今日からここは ぼくだけの特等席」
 父母の間でほほ笑む子ども。三つの手を重ねて瞳を閉じた表情から、幸せな様子がじんわり伝わる。
 秋田赤十字乳児院や秋田公立美術大は19日まで、JR秋田駅前の商業施設で、里親制度の現状を伝えるポスター展を開いている。家の柱に子どもの身長を刻んだり、迷路になぞらえた人生を親子で歩む様子を描いたり。学生の感性あふれる作品32点が並ぶ。
 「今日から−」のポスターを手掛けた同大3年鬼柳瞳子さん(20)は、乳児院で子どもと交流を重ねた経験も踏まえ、明るめの色使いで親子のぬくもりを表現した。「里親がポジティブに伝わるよう描いた」
 秋田県内には2017年度末現在、虐待などで家庭で生活できない子どもが198人いる。里親と暮らすのは1割に満たず、全国的にも低い水準にとどまる。
 「これがきっかけで里親との幸せな出会いが増えれば」と乳児院の保坂美貴子院長。温かな家族のありようを問う一つ一つのポスターに、思いを託す。(秋田総局・鈴木俊平)


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2018年10月04日木曜日


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