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<汚染廃>堆肥化目指す栗原市、建設候補地再検討へ

 東京電力福島第1原発事故による放射性物質で汚染された国基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物を巡り、堆肥化での処理を目指す栗原市の千葉健司市長は4日、堆肥製造施設の建設候補地を再検討する考えを示した。候補地の市営上田山牧野(栗原市栗駒)は周辺住民の反対が根強いため、地域との協議を継続しつつ、別の場所での可能性を探るとみられる。
 市議会調査特別委員会で議員の質問に答えた。千葉市長は「範囲を広げて総合的に判断したい。住民の合意が得られない中で進めるのは難しい。一度立ち止まって考えたい」と述べた。
 議員からは「議論を何十年先も引っ張るのは無理な話だ。理解を得るのは大変だが、しっかりと前に進めてほしい」と事業の早期実施を促す声も上がった。
 市はこれまで、同牧野を選んだ理由を(1)未利用の市有地(2)必要面積(約60アール)がある(3)人家から遠い−などと説明。地域からは(1)選定経緯が不明瞭(2)候補地は水源にある(3)環境への影響や風評被害が懸念される−と反対が相次ぎ、住民組織が結成されていた。
 市議会9月定例会は同日、11億461万円を追加した2018年度一般会計補正予算など10議案と意見書1件を可決、17年度一般会計決算など11件を認定、諮問4件に同意し閉会した。


2018年10月05日金曜日


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