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震災対応全国に発信 仙台市職員有志、自然災害学会で活動報告へ

 仙台市職員有志の自主勉強会「Team Sendai(チーム仙台)」が、6〜8日に仙台市で開かれる日本自然災害学会で、東日本大震災の対応に当たった市職員の体験を記録し、伝承に活用している活動を報告する。専門家が集まる学会での事例紹介は初めて。
 「被災自治体職員による災害対応の継承に関するオフサイト活動の試み」と題し、6日午後に約15分間、活動の内容を説明する。発表者は震災記録チーム代表の柳谷理紗さん(33)=防災環境都市・震災復興室=が務める。
 チーム仙台は「災害エスノグラフィー調査」という手法を採用した活動を展開。聞き手がほぼ口を挟まない「問わず語り」で、市職員に当時の出来事や苦悩、思いを語ってもらい、全部を記録して冊子にまとめている。
 体験記は震災後に入庁した若手職員に朗読させたり、防災ゲーム「クロスロード」の問題に生かしたりして、教訓の伝承に役立てている。
 柳谷さんは「震災の教訓や気付きを全国に発信し、恩返しができればいい。試行錯誤を続けた活動の一端を紹介したい」と語った。11月に静岡市である地域安全学会でも活動報告する。


2018年10月05日金曜日


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