宮城のニュース

認知症VRで疑似体験 介護関係者ら症状に理解 仙台

仮想現実(VR)のゴーグルで、認知症の症状を疑似体験する参加者

 仮想現実(VR)技術を活用した認知症の体験会が4日、仙台市若林区の複合型福祉施設アンダンチであった。県内の介護関係者や学生ら約50人がゴーグル型端末を装着し、視空間認知障害や幻視などの症状を疑似体験した。
 端末を着けると、認知症の人が目にする光景が見える仕組み。症状に合わせた約1分間のストーリーの画像や音声が流れる。視空間認知障害の場合、実際は車から降りるのに、本人がビルの屋上にいると認識。介護者から「降りましょう」と声を掛けられて戸惑う場面を体感できる。
 映像などを制作したのは、サービス付き高齢者向け住宅を運営するシルバーウッド(東京)。下河原忠道社長(47)は「認知症で見られる行動や不安感には、認知障害や記憶障害など多様な理由があることを知ってほしい」と呼び掛けた。
 栗原市の介護福祉士、小園貴子さん(33)は「認知症の人が、想像以上に強い不安を感じていると再認識した。今後はさらに丁寧に寄り添いたい」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2018年10月05日金曜日


先頭に戻る