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省エネ策議論 生徒模擬投票 秋田商高で主権者教育

日常生活で取り組める省エネ策について議論する生徒ら=4日、秋田商高

 一般社団法人あきた地球環境会議(秋田市)は9〜10月、秋田商高で環境をテーマにした主権者教育に取り組んだ。生徒が地球温暖化を議論し、具体的な対策をマニフェストとして発表。校内投票や行動計画づくりを通して、社会問題と向き合う大切さを学んだ。
 総合学習の時間を活用し4回授業を行った。2、3年生18人が参加。理科に関する話題を切り口に主権者教育に取り組む秋田北鷹高(北秋田市)の東海林拓郎教諭が講師を務めた。
 生徒は三つの「党」に分かれ、登下校や部活動の際に実践できる省エネ策を議論してマニフェストを策定。3日に秋田商高の1年生約240人による選挙を実施した。
 最多票を得たのは、スクールバスの導入や遠方からの通学者向けの寮の新設を掲げた党だった。4日は最終回の授業があり、マニフェスト実現に向け、必要な期間や手段について話し合いを重ねた。
 来夏の参院選で投票権を持つ3年佐藤慧人さん(18)は「マニフェストを通して投票を促す立場で社会問題と向き合えた経験は貴重。自分で考え抜き、国政選挙に参加したい」と強調した。
 あきた地球環境会議の福岡真理子事務局長は「一票の重みをはじめ、地域課題と向き合う重要性を感じてほしい」と呼び掛けた。
 高校生の政治参加を促す主権者教育は、教育現場の指導方法も問われる。東海林教諭は「社会問題を題材にした授業は、生徒も当事者意識を持って議論に参加できるはず」と話した。


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2018年10月05日金曜日


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