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インドネシアに心寄せ 地震・津波震災時の恩返しを 気仙沼で募金など支援広がる

メッセージを記した寄せ書きを確認する児童たち(画像の一部を加工しています)

 インドネシア・スラウェシ島の地震と津波を巡り、東日本大震災の支援を機に同国とのつながりが深まった宮城県気仙沼市で、支援の動きが広がっている。同国の寄付金を使い再建した気仙沼図書館は激励の寄せ書きやメッセージカードを受け付け、市内各地に募金箱が設けられた。

 漁業や水産業でインドネシア人が働いていた縁で、震災直後の2011年6月にユドヨノ前大統領が気仙沼市を訪問。同市は20年東京五輪・パラリンピックに向けたインドネシアの「復興『ありがとう』ホストタウン」となった。
 気仙沼図書館は震災で被災。同政府の寄付金1億6000万円を活用し今年3月に再建した経緯がある。
 同市気仙沼小の5、6年生9人が5日、気仙沼図書館を訪問。縦1メートル、横1メートルの布に「これまで応援ありがとう。今度は私たちが応援します」「つらい現実に負けずに頑張って!」などのメッセージを書いた。
 気仙沼小には支援の一環で、ジャカルタ市民から千羽鶴や楽器などが贈られた。津波で自宅が被災した5年の吉田麻尋さん(11)は「みんなつらい思いをしているはず。早く笑顔を取り戻してほしい」と願った。
 児童らは手作りの募金箱2個を図書館に置いた。6年の熊谷錬君(11)は「復興に向けて頑張ってほしい」とエールを送る。市は5日、市役所や大島出張所、市立病院など8カ所に募金箱を設置した。
 ホストタウンの協議で12日にインドネシア入りする菅原茂市長が寄せ書きなどを関係者に渡す予定。熊谷英樹館長(64)は「震災時、世界中からの支援に市民は励まされた。今度はわれわれが応援する番だ」と語った。


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2018年10月07日日曜日


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