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スマホ時代こそ活字を 新聞大会の仙台開催前にフォーラム

スマホが脳の発達に与える影響や、活字に触れ合う活動の大切さなどについての意見交換もあった

 第71回新聞大会(16日)の仙台開催を記念したフォーラム「ことばと脳のおいしい関係」(日本新聞協会・河北新報社主催、東北福祉大協力)が6日、仙台市宮城野区の東北福祉大仙台駅東口キャンパスで開催された。参加者はスマートフォンと学力の関係や、正しく使うためのルールづくりについて知識を深めた。
 親子連れや教育関係者ら約350人が来場。東北大加齢医学研究所の川島隆太所長が「スマホが学力を破壊する」をテーマに基調講演し、仙台市内の小中学生を対象とした大規模調査の結果や、脳科学の研究成果を分かりやすく解説した。
 川島さんは「スマホの使用時間が長いほど、脳の発達に悪い影響を与える」と指摘。読書や本の読み聞かせが脳の発達を促進するとして「スマホ時代だからこそ意識して活字に触れてほしい」と呼び掛けた。
 続いて、川島さんとNIE教育コンサルタントの渡辺裕子さん、スマホやゲームの利用を自主規制する「うみねこルール」に取り組む女川小(宮城県女川町)から児童代表の6年阿部雛乃さん、担当の奈須野かなえ教諭が登壇し、4人によるトークショーもあった。
 阿部さんは児童が自主的に話し合い、昨年12月に「毎週金曜はスマホなどを使わない」「午後9時以降は使わない」など独自に決めた4項目のルールを説明。「守る人が100%になるよう、これからも工夫したい」と話した。奈須野さんは「児童の家庭学習や読書量の増加につながっている」と効果を示した。
 渡辺さんは新聞を活用したワークショップ「ことばの貯金箱」を紹介。「言葉と向き合い、味わう取り組みは、自分自身を表現する機会にもなる」と述べた。


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2018年10月07日日曜日


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