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<戊辰戦争150年>全殉難者安らかに 仙台で節目の慰霊祭

弔魂碑の前で祭文を読み上げる伊達さん

 戊辰戦争で戦死した仙台藩士ら全ての犠牲者を弔う「戊辰の役百五十年全殉難者慰霊祭」が6日、仙台市青葉区の瑞鳳殿敷地内にある弔魂碑の前で行われた。仙台藩志会を中心とする実行委員会の主催。藩志会の会員や戦死者の子孫、一般参加者ら約100人が参列し、しの笛の演奏が流れる中、碑の前に献花して冥福を祈った。
 慰霊祭は2016年以降、明治新政府側の戦死者や民間の犠牲者も含め全ての殉難者を対象としている。仙台藩と敵対した薩摩藩士の子孫も出席した。
 伊達家18代当主で藩志会総裁の伊達泰宗さん(59)は「(新政府と戦った)奥羽越列藩同盟は本来は平和のための非戦同盟だった。理想の国づくりを目指し、志半ばで倒れた多くの殉難者に哀悼の念をささげる」と祭文を読み上げた。
 実行委員長で、高祖父が白河で戦死した岩渕仁さん(73)は「仙台藩は戦争回避へ向け和平を何度も嘆願したが、かなわなかった。最悪の人災である戦争を二度と繰り返してはならない」と式辞を述べた。
 戊辰戦争で仙台藩は、新政府に朝敵とされた会津藩と庄内藩を擁護し、列藩同盟の中心的な役割を担った。東北各地の戦場に派兵したが旧暦9月15日(10月30日)に降伏した。弔魂碑は1877(明治10)年建立で、戦死した藩士1260人らをまつる。


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2018年10月07日日曜日


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