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空き家の空き巣にご用心!宮城県内で増加、県警が注意呼び掛け「対策万全にして」

 宮城県内で空き家を狙った侵入窃盗(侵入盗)が増えている。今年の被害届の数は8月末時点で、統計を始めた2016年の63件に早くも並んだ。家主が亡くなるなどして放置された空き家の窃盗被害は家族や周辺住民も気付きにくく、県警は、貴重品を置かないなど対策を講じるよう、所有者らに呼び掛けている。
 県の直近の調査(13年10月)によると、県内の空き家は約9万6900戸あり、その後も増えている。
 県内の空き家の侵入盗被害(16年〜18年8月)は表の通り。県警によると毎年、被害件数の6〜7割は物的被害のない「窃盗未遂」で、現金以外に貴金属品や時計、テレビやパソコンなどが狙われやすいという。
 空き家侵入盗は、1件当たりの被害額が大きいのが特徴。仙台市泉区では16年に250万円相当の着物、17年は現金約120万円がそれぞれ盗まれた。今年も太白区で5月、現金約86万円が一度に奪われ、被害額を押し上げている。
 住んでいた親が死去し、離れて暮らす子どもらが片付けをしないままの家屋も標的になりがちだ。家族が数カ月〜1年近く被害に気付かない場合が多く、犯人の特定が難しいという。
 過去3年の空き家侵入盗の被害は、住民の高齢化で空き家が増えた大型団地の多い仙台市が県全体の48〜81%を占めた。
 県警捜査3課は「どの地域でも、戸締まりの徹底はもちろん、家の中にある物を把握し、定期的な見回りや近所への声掛けなど対策を万全にしてほしい」と注意を促す。


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2018年10月08日月曜日


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