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漁業の魅力、まず体験 青森県が担い手確保へ新事業

ロープで輪を作る作業に挑戦する参加者

 青森県は本年度、漁業の担い手確保に向けて「あおもり漁業の魅力体験事業」を開始した。5、6日には同県階上町と八戸市で、興味のある人を対象にした「あおもり漁業体験教室」を開いた。
 県外の3人と八戸水産高生5人が参加。同町と階上漁協の協力で実施した。
 参加者は6日未明から漁船に同乗して階上沖に向かい、定置網漁を体験した。捕れたサケやイナダはそのまま八戸魚市場に水揚げし、競りの様子を見学した。
 同町で漁業を営む上長根司さん(60)所有の作業場に移って、漁に使うロープの作業にも挑戦。やり方を教わりながら、ロープを編み込んで輪を作った。
 天候の影響で刺し網漁業の体験は中止となったが、県外からの参加者は懇親会で漁師との交流を深めた。
 さいたま市の男子高校生(18)は「朝が早く船酔いもして大変だったが、漁師になりたいという気持ちが大きくなった」と言う。新潟県上越市の男性会社員(44)は「自分に向いているかどうか体験してみようと思い参加した。漁師の大変さが分かった」と話した。
 事業は来年度までの2年間で、本年度の予算は約334万円。漁業体験教室を開いたり、情報発信方法を検討したりする。5日〜2週間程度のインターンシップ(就業体験)もあり、県が11月まで募集している。
 今回協力した上長根さんは「漁師も人材不足なので、体験して実情を見せるのもいいことだと思う。機会があればまた協力したい」と語った。


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2018年10月08日月曜日


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