宮城のニュース

<プロ育成学科拝見 仙台・専門学校>(1)料理人/本場の味 実践で学ぶ

河村さん(左)の指導を受け、パスタの作り方を学ぶ生徒

 客室乗務員(CA)やゲームクリエーター、整備士。かつて憧れた職業の数々がある。仙台圏には、そんな専門職の養成をうたった専門学校も数多い。どんな学科があり、どんな授業を行っているのか。訪問してみた。

◎宮城調理製菓専門学校 上級調理技術科

 学校内の実習室で料理人姿の生徒15人ほどが小麦粉をこねる。パスタ作りだ。「丁寧になり過ぎないように」。指導を受けて真剣な表情で食材に向き合う。
 調理技術のほか栄養学や食品衛生学、経営学まで、125人が2年で1920時間学ぶ。1年で和洋中の料理の基本を学び、2年から日本、西洋料理の専攻コースを選ぶ。
 実習では食材の切り方などに加え、包丁の研ぎ方も習得してもらう。校内にホテルの調理室を模した設備もあり、実践的な学習が可能だ。生徒は系列の総合施設「仙台勝山館」(仙台市青葉区)でフロア業務を体験し、接客マナーも身に付ける。卒業後は全員が調理師免許の取得が可能になるという。
 河村耕作さん(45)は調理部門の外部講師の一人。東京でイタリアレストランを経営する。「本場の人に日本のパスタがおいしいと思わせたい」と若手の育成に意欲を燃やす。
 西洋料理専攻は、フランス、イタリア料理を学ぶ。海外に提携校があり、2年時には10日間ほど留学もできる。
 卒業生の多くは仙台や東京などのホテル、レストランに就職する。海外に渡ったり、経験を積んで独立したりする人もいるという。福島市出身の2年佐藤喜裕(のぶひろ)さん(19)は東京のレストランへの就職を予定する。「礼儀も身に付き、夢を実現できそう」と笑顔を見せる。
 学科は来年度から二つの専攻別に生徒を募集する。河村さんは「料理人は卒業後が勝負。技術を磨いて成長してほしい」と話した。
(報道部・池田隆平)

[メモ]学校の住所は仙台市青葉区葉山町1の10。同所の学校法人勝山学園が運営する。現在の定員は上級調理技術科160人、調理師科120人、上級製菓技術科80人、製菓衛生師科40人。生徒は約260人。連絡先は022(272)3131。


関連ページ: 宮城 社会

2018年10月09日火曜日


先頭に戻る