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リアル野球盤が地域をつなぐ 福祉事業所×町内会×学生 世代を超え全力プレー 仙台・南中山

打席でバットを構える学生にエールを送る参加者たち

 高齢化が進む中、世代や組織の枠を超えて支え合う地域社会を目指そうと、福祉事業所や町内会、学生が野球をモチーフにしたゲームで交流するイベントが、仙台市泉区の南中山地区であった。10〜90代の男女約70人が参加し、心地よい汗を流しながら地域のつながりを確かめ合った。

 第1回リアル野球盤「熱闘甲子園」と銘打ち、南中山や近隣の地区で高齢者向け福祉サービスを提供する4事業所と、地元の聖和学園短大でつくる実行委員会が主催。同短大体育館を会場に、9月20日に開催した。
 各事業所の利用者と職員による4チームと、館町内会と聖和短大生が合同で結成した2チームの計6チームが出場。トーナメント方式で、熱戦を展開した。
 実行委は人気ボードゲーム「野球盤」を基に、車いすのお年寄りが安全に楽しめるルールを考案。着座の打者が打席に立てたポール上のボールを打ち、ヒットと設定した的に当てると、出塁者に見立てたコーンを動かして試合が進んだ。
 町内会との合同チームで優勝を飾った同短大2年佐々木太星(たいせい)さん(19)は「たくさんの地域の人たちと、顔の見える関係づくりができた」と笑顔だった。同じく2年海沼孝清さん(19)は「この会場を、今夏の高校野球100回大会の甲子園球場のように盛り上げたかった。全力のプレーと応援で、役割を果たせたと思う」と汗を拭った。
 実行委は、新たな参加団体を募りながら来年以降もイベントを定期開催する予定。実行委員長を務めたデイサービス施設「ツクイ南中山」通所介護事業管理者の松浦倫大(ともひろ)さん(39)は「普段のレクリエーション活動の経験を生かして、手探りで準備を進めてきた。地域のコミュニケーションを活発にする取り組みを、今後も続けたい」と語った。


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2018年10月09日火曜日


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