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<脳トレ>高齢者の活力に コープ東北、組合員向けタブレットにアプリ 川島所長と開発

コープ東北と東北大が共同開発した「かんたん脳トレ」

 コープ東北サンネット事業連合(仙台市)は9日、組合員向けタブレット端末用アプリ「かんたん脳トレ」の完成版の提供を始めた。「脳トレ」で知られる東北大加齢医学研究所の川島隆太所長の監修で開発した。小売業者と大学が連携して高齢者らの脳の健康づくりをサポートし、活力向上や消費行動の増加を促す。

 アプリは約30個のトレーニングを用意した。数字の計算や図形を選ぶ問題、指で画面の玉を動かして籠に入れるゲームなどによって脳の回転速度を上げる。脳年齢の測定もできる。
 脳トレは点数を獲得でき、1000点たまるごとに生協の店舗で使える100円割引券を発行する。利用者のやる気を高め、買い物を楽しむ機会につなげる。
 東北6県の9生協からなるコープ東北の子会社が2015年以降、商品の共同購入の注文などを受け付ける「かんたんタブレット」を供給。組合員約4000人が使っているが、大半が50代以上だ。アプリを導入することでタブレットの利用と事業の拡大を図る。
 アプリ開発は昨年4月に開始。川島所長による学術指導のほか、20〜60代の組合員約300人の協力も得て内容を精査した。医薬品関連企業もアプリに関心を寄せているという。
 コープ東北の河野敏彦常務理事は「アプリを通じて脳の健康に貢献したい」と話す。川島所長は「認知速度が上がると心の働きが良くなる。アプリが長期間使われれば、超高齢社会における活力の低下を防げるのではないか」と期待する。


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2018年10月10日水曜日


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