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<福井国体>奈良岡(青森弘前中央高)制す 陸上少年女子共通やり投げ

少年女子共通やり投げ決勝 53メートル38で優勝した奈良岡の投てき

 第10日は8日、勝山市体育館ジオアリーナなどで行われ、陸上の成年男子やり投げは長沼元(岩手・国士舘大)が77メートル67で、少年女子共通やり投げは奈良岡翠蘭(みらん)=青森・弘前中央高=が53メートル38でそれぞれ制した。成年男子110メートル障害で石川周平(岩手・筑波大)は4位。少年男子A400メートルで木立夢優人(むうと)=青森・弘前実高=が3位、少年女子A400メートルで青野朱李(山形・山形中央高)が4位に入った。

<長い助走で勝負、才能開花>
 「マジでびっくり。記録が出た瞬間は『やべえっ』と思った」。少年女子共通やり投げは奈良岡(青森・弘前中央高)が53メートル38で優勝を飾った。出たとこ勝負で才能が花開いた。
 今季続けてきた短い助走でなく、長い助走を試した。1投目の48メートル36で手応えを感じ、3投目で勝負を決める。技術とスピードがかみ合い、自己ベストを5メートル以上更新する会心の投てき。うれしさのあまり競技中に泣いてしまった。
 校庭が狭く、助走をして投げる練習ができない。「近所の原っぱで立って投げている。走って投げるのは大会だけ」。春に右肘を痛めたこともあり、長い助走はずっと試すことができないでいた。
 中学1年で砲丸投げを始め、高校1年からやり投げと円盤投げを加えた。砲丸投げは一昨年の国体で8位入賞したが、やり投げは今夏のインターハイ12位(40メートル80)が最高だった。
 「優勝で一番好きな種目がやり投げになった。大学に進み、一から体を鍛え直したい」。伸びしろは存分にありそうだ。

<長沼、自己ベストでV>
 成年男子やり投げは長沼(岩手・国士舘大)が77メートル67の自己ベストで制した。「75メートルはいったと思ったが、予想以上だった」と喜んだ。
 陸前高田市出身。高田高3年の時に国体で頂点に立って以来、大学3年の現在まで全国大会の優勝から遠ざかっていた。「大学に入ってフォームを変え、基礎を固めていた。今季になってようやく結果が出てきた」と胸を張った。
 7日の成年男子砲丸投げを制した佐藤(岩手・国士舘クラブ)は高校、大学の先輩。「憧れの先輩と一緒に優勝できた」と誇らしげだった。

<木立夢優人(青森・弘前実高=少年男子A400メートルで3位。専門は100メートル)>
「予選落ちした100メートルの雪辱を果たせた。最後は気力。青森にはいない400メートルのスプリンターと走り、自分の潜在能力を引き出せた」

<種市裕紀(青森・弘前実高=少年男子Aハンマー投げで5位。全国高校総体の同種目覇者)>
「1投目で失敗し、緊張で体が硬くなった。60メートル81の入賞記録は自己ベストより5メートルもマイナス。高校最後の国体は苦い思い出になった」


2018年10月10日水曜日


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